幼稚園の入園準備アイテム、移動ポケットをつくってみる。裁ほう上手×ミシンで効率的に出来上がりました。

今回は幼稚園の入園準備アイテムのひとつ、移動ポケットをつくりました。ミシンと裁ほう上手を組み合わせて効率的に仕上げることが出来ました。私、裁縫はしますが、うまくはありません。ミシンでも手縫いでも真っすぐ縫うことがなかなか出来ません。ですが、裁ほう上手を使うことで表に縫い目が出ず、シームレスで見た目もスッキリ。裁縫に自信のない私には大助かりです。

つくり方を少し把握していれば、1時間以内に完成しますよ。

お気に入りのアイテム、裁ほう上手。今回もかなり活躍しました。接着剤はミシンや手縫いの代用品なので、なくてももちろんつくることは出来ます。

この移動ポケット。どういう構造なのかすら分かっていなかった上、そもそも移動ポケットって何??というレベルの私。なので、ママさん達に聞いたところ、

”ポケットをマスク用、ハンカチ用と分けて作っても子供は一緒に入れちゃうよぉ。”とか、

”男の子はズボンを完全に下まで下ろしておしっこさせるから移動ポケットの底が床につちゃって、またに濡れてるんだよね。”

など移動ポケットにまつわる色々な意見を聞きました。ふむふむ。ティッシュ入れ+2つポケットが定番なのね。

なので、今回は定番通りハンカチ、マスク、ポケットティッシュをそれぞれ入れられるようにポケットを3つつくり、マチありタイプとマチなしタイプどちらにでも対応できるようにつくってみました。

スリムタイプとゆったりタイプどちらがいいですか?はじめにつくったひとつ目(右)がポケットティッシュの幅に結構ぴったりだったので、ふたつ目(左)をゆとりをもってつくりました。

10.5cm×7.5cmのサイズのポケットティッシュを置くとスリムタイプはピッタリです。子供がポケットから出し入れすることを考えるとゆったりタイプのほうが扱いやすいかもしれませんね。

当初、ポケットの数はティッシュ入れ+1つでいいかなと思いましたが、やはりマスクとハンカチを別々のポケットに入れてもらえるように期待を込めて2つにしました。

フタをあげると陽気な顔が現れます。もちろんこれはオプションです。幼稚園によっては「ダメです。」と言われてしまうかもしれませんが・・・遊び心でキョロ目を付けちゃいました。我が子よ、先生に怒られたらごめん。

つかうもの

つかう材料
  • 布 スリムタイプ 15cm×95cm
  • 布 ゆったりタイプ 17cm×95cm
  • 名前クリップ 2つ
  • アクリルテープ 15cm位
  • キョロ目玉シール(オプション)
つかう道具
  • 裁ほう上手
  • ミシン
  • アイロン
  • 裁断ばさみ
  • まち針
  • 定規
  • チャコペン(オプション)

スリムタイプをつくった時は30cm×50cmのカットクロスを使いました。30cm幅のほうを真ん中でカットして15cm×50cmの布を2枚にし、ポケット分を切って残った布をもう1枚の布に縫い合わせてます。

冒頭でも紹介した裁ほう上手。ボンドで有名なコニシが販売しています。とても使い勝手のいい接着剤で、塗布してアイロンで15秒ほどプレスすることで仮止め程度に硬化し、完全に乾くとしっかり接着します。このアイテムのおかげで作業がかなりはかどります。裁縫が苦手な方にはおススメです。

100円ショップでクリップを探しましたが、名前クリップしかなかったのでこれでつくることにしました。テープの部分に接着剤を付けて使用するので、かえってこのクリップで良かったです。

2種類のチャコペンが1本になったペン。青い方は水で消えて、ピンクのほうは数日後に自然に消えます。

遊び心で付けてしまったキョロキョロ動く目玉シール。気になる方は100円ショップで購入できます。大・小ふたつタイプがありますが、今回使ったのは大の目玉(直径15mm)です。

※目玉についている両面テープを剝がし、接着剤はパワーエースの速乾アクリアを使って接着しましたが、ホームページには”耐水性が低いので洗濯はできません。”と明確に書かれていました。なので、洗濯して目玉が取れた際は再度裁ほう上手で接着する予定です。

私が愛用しているアイテムや生活に役立つアイテムなどなどこちらでも紹介しています。興味のある方はチラッと覗いてみてください。

つくりかた

まずはティッシュ入れをつくります。黒い点線でカットし、白い点線はアイロンを使って山折りで折り目を付けます。
タイトル

1cmで折り目を付けたところを裁ほう上手で接着します。

タイトル

接着剤を付けてまんべんなくヘラでのばしたら、

タイトル  

アイロンで15秒ほどプレスします。

タイトル

くっつきました!薄手の生地はアイロンでプレスするだけで比較的早くくっつきます。反対側も接着します。

タイトル

5cm幅のほうが下側くるようにします。

タイトル
本体をつくります。
タイトル

半分に折った長さが37cmになるようにします。

タイトル

折り目はポケットのふちになります。この折り目をピシッとさせたい。ミシンで縫うのも手ですが、ここは裁ほう上手にお任せ。

タイトル

内側に接着剤を塗ってアイロンでプレスし、ふちをしっかりとさせます。

タイトル

ピシっとなりました。

タイトル

折り目から12cmのところを折り、その上に上下1.5cmづつあけてティッシュ入れを置きます。

タイトル

ティッシュ入れの下側の折り目を本体と縫います。

タイトル

ティッシュ入れと縫い合わせる本体の布は内側の1枚だけです。2枚重ねた状態で縫わないように気を付けてください。

タイトル

次にクリップを付ける高さ一帯にアクリルテープを接着します。布だけだとしっかりしないので、アクリルテープを芯として使います。

タイトル

ポケットになる内側の布を折り、折り目の位置をチャコペンで線を引きます。

タイトル

引いた線にアクリルテープの上側を合わせて裁ほう上手で外側の布に接着します。

タイトル

本体の両側を縫います。白い点線で本体外側の布を折り返します。

タイトル

布端から内側に5mmの位置を縫います。

タイトル

縫ったらひっくり返します。アイロンを当てて縫い目を整えましょう。

タイトル
マチをつくります。

マチをつくらない場合は次のステップへどうぞ。

このポケットを表側にひっくり返します。

タイトル

角を畳んで、縫い目を中心にして左右1.5cmに当たるところを縫います。

タイトル

ポケットをもとにひっくり返すとこんな感じに。丁度ティッシュ入れの折り目が底面との境目になります。

タイトル
フタをつくります。

※フタになる布の長さは13cm(1cmの縫いしろを含む)あると思います。そのままでも大丈夫ですが、お好きな長さに調節してください。

フタの長さを調節したら、布の内側に点線の位置で接着剤を付けます。上部端から2cm逃げて接着してください。接着することで洗濯した際に布が中でもたつきません。

タイトル

両角をカットします。端から1cmの位置から斜めにカットし、内側に折り込みアイロンで折り目を整えます。

タイトル

折り込んだ部分に接着剤を付けてプレスします。

タイトル

接着が完了してフタの完成です。

タイトル
名前クリップのテープに接着剤を付けて接着します。端から1.5cmの位置に付けました。
タイトル

両方付けて接着剤が完全に硬化すれば完成です。

タイトル

まだやることがありました。名前を書くのも必須ですね。こんな位置に名前テープを付ければ出来上がり。

”ズボンを下ろすと移動ポケットが床につく”問題。男の子だけでなく、女の子もレギンスやパンツを履いていれば下ろしますよね。それならT-シャツやトレーナーなどに付けるのはどうでしょう。

今回は2サイズつくってみましたが、ポケットの幅は用意した布から1.5cm位小さくなりました。これが分かっていれば、お好きな幅でつくれますね。

今回大活躍した裁ほう上手で水筒ホルダーも作ってみました。興味のある方は覗いてみてください。

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