ミシンは不要!裁ほう上手を使って子供の水筒ホルダーをつくってみる。とても簡単に出来上がりました。
水筒は幼稚園の通園準備アイテムなんですが、買った水筒に丁度いい水筒ホルダーが見つからなかったので、今回はアクリルテープを使って水筒ホルダーをつくってみました。
ただ単に上下ふたつの輪に水筒を通すシンプルなつくりでもいいかなと思ったんですが、水筒がスポッと簡単に抜けてしまわないように上側の輪の内側に滑り止めを付けてマジックテープで留めるようにしました。
今回はミシンを使わずに、また手縫いもせずに”裁ほう上手”を使ってつくりました。
ボンドで有名なコニシが販売している”裁ほう上手”という接着剤。前から気になっていた商品だったんですが、謳い文句が信じがたい。針・糸がなくてもかばんがつくれる??本当にぃ?接着剤で?へぇ・・・使う前は半信半疑です。裁縫の”縫”がひらがなになっているのは縫わないから漢字を使ってないという事なのかな・・・。
ふむふむ。裏を読むと接着できないものが結構ある。そうだよね、どんな生地にでも接着できるわけじゃないんだね。綿は問題なさそうだ。
使う前はそんなこと言って簡単に取れちゃったりするんじゃないの?と疑っていましたが、アイロンで圧着するとすぐに硬化するわけではありませんが、剥がすのに少し力がいるくらい硬化していました。そのおかげで次の作業へ移るまでに時間がかからず効率的に作業をすることが出来ました。
つかうもの
- 裁ほう上手
- アクリルテープ 幅2.0cm 2m位 ※1
- 角カン
- アジャスター
- マジックテープ 幅2.0cm 4cm
- アイロン
- 裁断ばさみ
- 定規
- チャコペン(あると便利)
- 滑り止めの接着剤(オプション)
- お名前テープ(オプション)
※1 アクリルテープの長さについて
アクリルテープの長さはお子様の身長と水筒の長さによって変わってくると思います。ちなみに今回使った水筒の大きさは360mlの小さめのもの。長さを調節できる部分を20cmにし、使ったアクリルテープの長さは合計212cmでした。
長女は身長が100cm強あり、丁度いい長さが80cmでした。それにプラスアジャスター分を20cmとりました。水筒から上のテープの長さはお子様が使っている型掛けバッグを参考にするといいと思います。
100円ショップで販売されているアクリルテープの長さは2mが多いので、どうしても2m以内で抑えたい場合は、長さを調節する部分のテープを短くしたり、長さを固定しちゃう(この場合、アジャスターは不要です。)のも案です。
Dカンとアジャスターはアクリルテープの幅に合ったものを用意してください。
今回の主役と言っても過言ではありません。ミセス”裁ほう上手”。
滑り止めに使った接着剤、スベラナイン。自分の好きな形で滑り止めを付けることができるので、とても便利。子供の靴下に付けたり、手作りしたスリッパなどに使えて目立たないところで仕事をしてくれるミスター”スベラナイン”。
オプションですが、ペンタイプのチャコペンはあるととても便利。ピンクのほうは数日後に消えて、水色のほうは水をサッとかけると消えます。
私が愛用しているアイテムや生活に役立つアイテムなどなどこちらでも紹介しています。興味のある方はチラッと覗いてみてください。
それでは材料が揃ったところで早速作業に取り掛かりましょう。
つくりかた
”接着します。”と表現しているところは全てアイロンで15秒間圧着することを含んでいます。
Aは(水筒の円周+5mm)+マジックテープを付ける分(7cm)でカット。
Bは水筒の円周の長さ+5mmでカット。
Cは水筒をぐるっと囲んで両サイドをAの内側に接着します。
Dはつかうもののところでも説明しましたが、肩にかけて丁度いい長さ+アジャスター分+水筒胴体周りの長さです。
私が使った長さはA30cm、B22cm、C29cm、D130cmでそれぞれカットしました。
早速裁ほう上手を使って接着します。
Dカンを通してから端2cmに接着剤を付けて接着します。
アイロンで圧着します。説明書通り15秒はアイロンを動かさずにプレスしました。Dカンはプラスティックなので、アイロンの熱で溶かさないように気を付けてください。
おー!!くっついてる!すごい。感動と興奮で笑いが止まりません。すぐには触らずちょっと放置しましょう。
その間に反対側の端をアジャスター、Dカンに通します。
Dカンに通したらまたアジャスターに通します。
端2cmに接着剤を付けてアイロンで15秒くらいプレスしたらまた少し放置しておきます。
まずは輪の状態にしたDを水筒に合わせて位置合わせをします。私はDカンの位置を胴体と蓋の間にしました。次にBを付ける位置だしをします。チャコペンで印を付けます。
付けた印から印の距離を測って中点に印をつけます。この場合は8.5cmなので、4.25cmに印をつけます。ここにCのテープをクロスさせて接着したいので、中点の印から10mmのところに印をつけます。この印に合わせてCを接着します。
Cのテープも長さに対して中点に印を付けて、その点から両側10mmの位置に印をつけます。位置をだしたら接着剤で付けましょう。
ついでにAを付ける位置だしもします。Cのテープの端までの長さをDに印付けます。
逆側も忘れずに。
CとDにBを接着します。付けた印に合わせてBの端をテープの真ん中に来るように接着します。
もう片方の端を接着した端にぴったり付けて接着します。
接着したBを左右同じ幅になる様に畳み、テープの真ん中に接着剤を付けます。
対称のテープをその接着剤に付けてアイロンでプレス。
次に、畳んで出来た折り目をテープの真ん中に来るようにして接着します。
もう片側も同じように接着すればBの接着は完了です。
まずはAに接着する位置だしをします。Aの切れ端をDのテープの側面にピッタリ合わせてBの接着した位置を4本分印付けていきます。
位置が出たので、Aを接着しましょう。Aの端を(C,Dどちらからでも構いません。)Dの側面に合わせて接着します。
次にBを畳んで、高さを合わせたら、Cの端20mmに接着剤を付け、位置だしした印に合わせて接着します。
この工程をもう2回繰り返して接着したらAの接着終了です。
4cm幅に切ったマジックテープをこれも裁ほう上手を使って接着します。
マジックテープがアイロンの熱で溶けてしまっては困るので、アイロンはアクリルテープ側から当ててください。
もう片方のマジックテープも接着します。
両方接着が終わりました。完成まであと一息です。
完全に硬化すれば完成です!幼稚園で使うようであればお名前テープをお好きなところに付けて完成です。お疲れ様でした。
実際に肩にかけてみるとこんな感じに仕上がりました。長女は嬉しかったようで、ちょっとスーパーマーケットへ買い物に行く時も身に着けてました。
使い勝手が良かったので、移動ポケットをつくる際にも利用しました。こちらはミシン×裁ほう上手を掛け合わせてつくりました。興味のある方は覗いてみてください。
裁ほう革命起こってます。とても手軽で使い勝手が良かったです。子供が使ううわばき袋や絵本など重いものを入れないと分かっているものは心配なく使えます。しかし、いつまで接着剤だけで保てるかが重要ですね。2,3回洗っただけで取れてしまっては困りますので。この点は今後お伝えしたいと思います。