穴に落ちないようゴールをめざせ!段ボールと下敷きを使って両面仕様の迷路を作りました。

作ったものをブログで紹介する時に説明文を考えますが、私が思いついて作るものは自分が幼少期に遊んで楽しかったおもちゃやゲームが多いことに気付きました。今回作ったものもそのうちのひとつです。

今回は段ボールと透明の下敷きを使って箱型迷路を作ったので紹介します。ただの迷路じゃ味気ないので、娘たちが好きな恐竜と動物を織り交ぜてストーリー仕立てにしました。また、迷路には落とし穴がいくつもあり、両面仕様です。

ビー玉を使いますが、1歳の娘が誤飲してしまう恐れがあるので絶対に手に取ってほしくないことがひとつ。また、ビー玉紛失防止のためにフタを付けて壊さない限り取れないようにしています。

迷路の遊びかた

両面ともプリントされた生き物の上にビー玉を転がすようにして遊びます。ですが、穴があちらこちらに開いています。このたくさんの穴に落ちないようゴールを目指します。

SAVE THE DINOSAURS!

恐竜たちを火山から誘導し救うことがミッションです。火山から飛んでくる岩石や火山弾を避けないと飛行機が墜落してしまいます。(穴に落ちてしまいます。)更に宝石があちこちに落ちています。宝石も見逃さず全て回収しましょう。 あれ?よく見ると・・・ これ恐竜? 

LET’S GO TO SAFARI!

ここは南アフリカのサファリ。ジープに乗って野生動物を見つけに行きましょう。しかし、サファリはとても広大なのでガソリンが必要です。所々にあるガソリンを補給しましょう。ガソリンが底をつくと車が動かなくなってしまいます。(穴に落ちてしまいます。)ガソリンを切らさずにすべての動物を見に行きましょう! あれ?・・・これは象・・・? 

迷路づくりにつかうもの

  • プリントアウトした用紙 2枚
  • 段ボール
  • 透明の下敷き 2枚
  • のり
  • ボンド
  • カッターナイフ
  • ビー玉 1個
  • 定規
  • ノギス(あるととても便利です。)

4mm以上の厚みのある段ボールはカッターナイフで切る際扱いずらいので、厚みが2mm、3mmのものを使うと作業がはかどります。アマゾンで配送される段ボールがとても扱いやすかったです。

箱型迷路の断面図

迷路の壁は両面とも高さ22mmで統一しています。その壁の上に透明の下敷きをかぶせてフタにします。下敷きにボンドをつけなくても高さ5mmに切った段ボールを枠に付けるので取れることはありません。今後この迷路がいらなくなった時にボンドが下敷きに付いていると分解が大変です。

段ボールは3つの高さのものを用意

Bに使う段ボールの厚みによってEの部材の高さが変わってきます。部材は5種類使いますが、BとEは作る工程の間に用意するのでA,C,Dをカットして用意しておきます。段ボールは中芯(ナミナミの部分)が縦方向になるようにしてカットしてください。

A・・・高さ22mm 長さ4mくらい

B・・・片面にプリントした用紙を貼り付けてから切ります。

C・・・高さ5mm 長さ1m20cmくらい

D・・・高さ60mm 長さ1m20cmくらい

E・・・全て組み立ててから必要な高さに切ります。

Aの材料は両面に使うのでたくさん必要です。

ノギスを定規代わりに使うととても便利です。

上記のように同じ幅のものをいくつもカットする際、ノギスがあるととても便利です。もしノギスをお持ちであれば是非活用してください。

プリントする用紙はプリンターで印字できる用紙であればなんでもOKです。私はプリント用紙より少し厚みのあるクラフト紙を使いました。A4サイズ(210mm×297mm)の大きさに切ればOKです。

プリントアウトする際はフチなしでもフチありでもOKです。

透明の下敷き、ビー玉、上記のクラフト紙も100円ショップで揃えました。

私が愛用しているアイテムや生活に役立つアイテムなどなどこちらでも紹介しています。興味のある方はチラッと覗いてみてください。

材料が揃ったら早速つくり始めましょう!

迷路のつくりかた

A,C,Dの材料をそれぞれの高さに段ボールをカットします。

A・・・高さ22mm 長さ4mくらい

C・・・高さ5mm 長さ1m20cmくらい

D・・・高さ60mm 長さ1m20cmくらい

プリントした用紙の穴を開ける位置がちゃんと重なり合うかチェックします。穴に”A”のアルファベットがある同士が重なるようにしてください。
音声タイトル

透かして確認できない用紙をお使いであれば、離れた位置にある二カ所の穴を切り抜いて位置合わせします。

用紙がずれるようであれば、用紙の端を切って調整します。

プリントした用紙を段ボールに貼り付けて切ります。ステップ1で調整した際に切ってない方の用紙(A4サイズのままの用紙)を段ボールにベタっと貼ります。この時、段ボールに用紙を貼る位置を鉛筆で軽く線を引いておくとのりを塗る範囲が分かります。
音声タイトル

のりは段ボール側に塗ります。(紙全体にのりを塗ると、水分で紙が波を打ってとても貼りずらくなります。)

紙の大きさで段ボールを切り抜きます。

裏側にもう一枚を貼り付けます。紙の向きを間違わないように気を付けてください。

9コある落とし穴を切り抜きます。四角いラインで切り抜いてください。
Aの材料を立てていきます。まずは22mm幅のAを両面の枠に立てて接着していきます。段ボールは片面だけにボンドを付けていくと歪みが出やすいです。枠を両面に接着することで歪みをプラスマイナスゼロします。

次にダブル線に合わせて立てていきます。このダブル線は厚み3mmの段ボールに合わせて作図しましたが、お手持ちの段ボールを使ってください。真っすぐ立てるために90度のものをあてがって付けると便利です。

片面を終えたらもう片方も同じようにAを立てていきます。

Dの材料を組み立てます。切る幅はお使いの段ボールの厚みによって変わってきます。
音声タイトル

縦:210+(段ボールの厚み)×2、横:297+(段ボールの厚み)×2の長さを2枚ずつ用意します。

2mm厚の段ボールの場合

縦:214mm 横301mm

3mm厚の段ボールの場合

縦:216mm 横303mm

4mm厚の段ボールの場合

縦:218mm 横305mm

先程切った横:297+(段ボールの厚み)×2のほうの段ボールを用意し、両端を段ボールの厚み分カットします。段ボールは紙・中芯・紙の3層ですが、紙・中芯の2層だけをカットし、紙を一枚残します。

そのまま組み立てると断面が出ますが、紙を一枚残したことで組んだ時に断面が隠れます。

ひと手間増えますが、見た目がいいです。

縦に使う段ボール2枚と横に使う段ボール1枚をコの字に組み立てます。

Cを下側の内枠に付けます。枠の内側にピッタリはまるように付けてください。

単独になっている横に使う段ボールにもCを忘れずにつけてください。

Dの内枠に下敷き・迷路・順に重ねていきます。

迷路にボンドを付けて枠と接着します。

単独になっていた枠も接着しますが、Cのパーツが長すぎるのではまらないはずです。両サイド段ボールの厚み分カットしてください。

キレイにピッタリはまりました。

ボンドが乾いたらここでビー玉を入れて、もう一枚の下敷きを重ねます。

Eの材料を切ります。下敷きの上から枠の上面までを測り、その寸法で段ボールをカットします。

カットした材料を内枠にボンドで接着すれば完成です。ボンドで付ける前にビー玉を入れたか確認してください!

完成しました!お疲れ様でした。

完成後、娘に見せると”恐竜ー!!”と興奮していました。この反応、待ってました。

粘土で遊ぶ予定でしたが、迷路に夢中になって粘土に目もくれません。作った甲斐がありました。3歳の娘はストーリーなど完全無視で、ただビー玉を転がすことが楽しいようです。やはり動物や恐竜がプリントされているだけで子供の食いつき方が違うと思いました。

お子様の年齢によっては簡単にクリアできるかもしれません。そんな時はパパママとどっちが早くゴールできるかタイムを計って競争です。私は子供そっちのけで旦那と競争しました。楽しいですよ。

迷路づくり楽しんでいただけましたか?ちなみに迷路で出てきた二体の違和感しかない生き物。恐竜の迷路に出現したのはイエティ、サファリに現れた生き物はマンモスでした。ちょっと遊んでみました。

ちなみにお尻がシマウマのような動物は””オカピです。厳密にいうとサファリではなくアフリカの森林に生息しているようですね・・・。まぁ、マンモスもいることですし、子供が楽しんでくれることが一番ですね。

素材のダウンロード

A4サイズに設定してプリントアウトしてください。お使いのプリンターによっては縮尺が多少変わってしまうことがあります。

イメージ画像のタイトル

段ボールを使った迷路づくり

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