100円ショップで購入したかるたに手を加えてお値段以上のおもちゃに変身です。

私の娘達だけでしょうか、紙で出来たポイントカードやはがきを渡すとグチャグチャに折り曲げたり、テレビを観ながら口に入れていたり、扉と扉の隙間に差し込んで取れなくなったり。例を挙げるときりがありませんが、彼女たちの周りで紙が原型を保ったまま置いてあるということは奇跡に近いです。

そんな娘たちにクマさん(夫)が100円ショップで恐竜と動物のかるたを買ってきました。(クマさんはそれをかるたとは知らず、ただ動物の絵が描いてあるカードだと思ったそうです。)それで遊ぶのは大いに結構なんですが、そのかるたはボール紙より薄いので、次女は既に折り曲げたりソファの下に入れたりやりたい放題。このまま遊ばせているとただの紙くずになってしまうもの時間の問題。

なので、今回は100円ショップで購入したかるたに手を加えてお値段以上に役立つおもちゃに変身させました。

つかうもの

つかうもの
  • カバーフィルム
  • ※ラミネートフィルム A3サイズ
  • カードリング
  • ファイリングシール
つかう道具
  • カッターナイフ
  • 定規
  • セロテープ
  • マスキングテープ

カバーフィルムはポスターや本の表紙などに貼って表面を保護することに使われますが、私はカードの両面に貼ってラミネートのようにして使いました。

※100円ショップで見つけた手貼りのラミネートフィルム。カバーフィルムに比べてコスパが良いので使ってみました。薄いフィルムと厚めのフィルムが貼り合わさっています。両面ともカードに接着するのかと思いましたが、薄いフィルムには粘着剤が付いていないので簡単に剝がれてしまいます。解決法としては同じサイズを二枚使い、厚めのフィルム同士を貼り合わせて使うと接着出来ます。

ちなみに私はこの厚めのフィルムに上記で紹介したカバーフィルムを貼り付けて使いました。

サイズは色々ありますが、このカードを等間隔に貼り付けて無駄なく使えるサイズはA3です。

カードを束ねる際につかうアイテムです。ファイリングステッカーは穴の開いていないメモ用紙に貼り付けて一緒にファイリングできるようにする便利なステッカーです。私が学生時代にこのアイテム欲しかった。

私が愛用しているアイテムや生活に役立つアイテムなどなどこちらでも紹介しています。興味のある方はチラッと覗いてみてください。

それではお子さんにカードをビリビリされる前に始めましょう。

英語でも学べるように二か国語明記。

恐竜の名前は英語を覚えるより難しいと感じました。カタカナを読むだけでもタドダドしくなってしまいます。クマさんも恐竜の名前が分かるように英語で表記しました。47種類ある恐竜の名前を英語で書いていく際は恐竜図鑑を利用しました。恐竜の名前だけでなく、生きていた時代、生息地、解説などたくさんの情報が得られます。”~サウルス”って恐竜の名前に多いですが、ラテン語で“トカゲ”を意味しているそうで、名前も共通点を見つけると少し覚えやすくなりますね。

かるたの絵と恐竜図鑑の絵が似ても似つかない恐竜がいくつかあったので、どちらが正しいのかお子さんと本で調べて答え合わせすることも楽しい遊びの一環になると思います。

まずはラミネートして丈夫に。

今回ラミネートする際、手貼りラミネートフィルムとカバーフィルムを貼り合わせた方法と、カバーフィルムを両面に貼った方法を試してみました。

手貼りラミネート+カバーフィルム

まず、A3サイズに何枚貼り付けられるのか、カードの周りの余白を2.5mmにセットして作図しました。無駄が出ないように配置すると27枚貼り付けられそうです。A3サイズに作図したものをA4サイズ2枚に印刷してガイドとして使います。(このガイドはダウンロードできます。)

黒い枠の中にカードを貼り付けていきます。貼り付け終えたら赤いラインでカットします。

印刷した用紙1枚目をラミネートフィルムの下側に配置して、左下の角を合わせます。

この時、上側の印刷しきれていないマスにカードを置いてみてA3サイズに収まっているのか、確認して下さい。

1枚目と2枚目のつなぎ目ですが、幅が50mmになるように配置してください。配置したらずれないようにセロテープで留めましょう。

カードを貼り付けていきましょう。薄いフィルムを剥がして枠の中に貼っていきます。かるたのサイズは75mm×50mmと明記されてますが、実寸は74mmなので、少し隙間が出来ます。

すべて貼りつけたら、薄いフィルムをかぶせた上からカードと厚めのフィルムを密着させるように押し付けます。

次にA3サイズにカットしたカバーフィルムを用意します。巻いた状態のクセが強いので貼り付ける時少し大変ですが頑張って下さい。

カードを貼り付けたフィルムは動かないようにテーブルにセロテープで固定するといいです。まず、赤い点線で示した辺を厚めのフィルムと合わせるように少しずつ貼り合わせます。

一辺貼り付けたら、定規を右側にゆっくりスライドさせながら均等に貼り付けていくと比較的簡単・きれいに貼れます。

貼り終えたらしっかり密着させましょう。

次に、フィルムを赤のラインでカットします。これでラミネート完成です。

両面カバーフィルムを貼り付ける方法

この方法もガイドを作図しました。縦360mmある幅を出来るだけ無駄が出ないように配置しました。カードを45枚貼り付けて、長さは約570mm使います。両面なので、1140mm+60mm(残りの2枚分)で1200mm使用することになります。(このガイドもダウンロードできます。)

要領はラミネートフィルムを使用した時と変わりませんが、なるべく無駄を出さないように一気に45枚貼り付けたので、失敗は許されません・・・。

A4サイズの用紙では長さが足りないので、上の部分が全て印字されませんが、何とかこの字に印刷されているので、そのラインに合わせてカードを貼り付けます。下側の3列を貼り終えたら、ガイドの用紙を右にずらしてさらにカードを貼っていきます。

無事に45枚貼り付け、カバーフィルムも両面貼り付けました。このままポスターみたいに壁に貼るのもアリ?

カットする際はカッターマットに印を付けてカットしていくと作業がスムーズです。ラインを引いたマスキングテープをカッターマットの1本のラインから2.5mmの位置に貼り付けます。上下に貼りましょう。

カードの枠をラインに合わせて、マスキングテープに引いたラインに定規を当ててカット。

このようにカットすれば、その都度定規で測って印を付ける手間が省けます。

縦長に切ったら一枚づつカット。この時も同じように上下にガイドを貼っておくと便利です。

おすすめは両面カバーフィルムを使用した方法

ふたつの方法を比べると、私は両面カバーフィルムを貼る方法のほうが良いと思いました。カードで遊んでいても2.5mmの縁はしっかり密着しています。ラミネートフィルムのほうは時間が経つとカバーフィルムと貼り合わさっているはずの縁が剝がれていました。どうやら相性が良くないようです。また、厚めのフィルムは硬めなので、二枚重ねて使うとだいぶ厚くなり、切り口で手を切るんじゃないかと心配な点もあります。

リングを付けて持ち運びにも便利。

次はリングを付けて持ち運びにも便利なようにします。丁度いい大きさの箱に入れて収納も良いですが、お片付けの時もリングが役立ちます。1歳の娘は今動物の名前を覚えてる真っ最中で、学生さんが使う単語カードのように動物を覚えています。

ここでは100円ショップで買ったファイリングシールを使います。ひとつのシールに3つの穴が開いてます。

この真ん中の穴の両脇でシールをカットし、1つ目と3つ目の穴のシールを使います。シールは24枚入りなので、48枚分のシールを用意できます。カードは全部で47枚あるので、1枚スペアとして使えて丁度いい枚数です。

シールはお好きな位置で貼って下さい。私はこの位置で統一。これで完成です。

ファイリングシールを利用しなくても穴あけパンチで穴を開けてリングに通すのもOKですが、うちの娘たちは口に入れたるするので、なるべく紙がラミネートでカバーされている状態をキープしました。

遊び方いろいろ

これはかるたですが、うちでは違う遊び方をしています。

カードをポストに投函ごっこ

長女はこの遊びが好きで、ひたすらカードをポストに入れてはフタを開け取り出し、またポストに入れてを繰り返します。

ポストは長女とつくりました。つくりかたをかいつまんで紹介します。カッターナイフは私が担当。

絵の具で絵を描くのが好きな長女なので、紙を赤く塗るようにミッションを与えました。絵の具が乾いたら、両面テープで筒に貼り付けました。

ポストはクマさんの出身国、イギリスのポストに似せてつくりました。ロゴを作製したら、両面シートを金の折り紙に貼り付けます。

金の折り紙の上にロゴを重ねてカッターナイフで切り抜きます。

切り抜いたロゴの用紙はガイドとして利用します。貼りたい位置にセットしたら、ガイドに合わせて切り抜いた折り紙を貼ります。

こんな感じで貼り付けていきます。

完成しました。キョロキョロ動く目は長女が担当です。間抜けな感じが愛着湧きます。

大量のカードをポストに投函中。

長女が”Mr,Mail Box”と命名しました。しばらくはこれで遊んでくれそうです。

動物探しゲーム

娘たちにはかるたの本来の遊び方はまだ難しいので、動物のカードを使って動物探しゲームをしています。かるた遊びのようにカードを床に広げます。

私が「ゴリラはどこー?ゴリラ♪ゴリラ♪ゴリラ♪」と言うと、二人は一生懸命探し始めます。1歳の娘も負けずに体を張ってカードを奪いに行きます。

一通り終えると「もう一回やる!」のアンコール。「え、もう一回やるの?!じゃぁもう一回。」を2,3回繰り返します。それだけ楽しんでるは嬉しいですが、私はちょっとぐったりです。

このかるたのおかげで1歳と3歳の娘たちと色んな遊び方ができ、おうち遊びのオプションが増えて大満足です。

ガイドのダウンロード

上記で紹介したカードをラミネートする際に使うガイドをダウンロードできます。全部で3枚あります。

No.1,2はA3サイズに貼り付けるガイド。

No.3は両面カバーフィルムを貼り付ける際のガイドです。

A4サイズでプリントアウトしてください。何処かで誰かの役に立てれば大満足です。

カード(75mm×50㎜)のガイド

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